先生用

そろばん運営2 ~仕入れ~

教室運営で必要になるもの
そろばん教室をやる上で必須のアイテムは以下の2つだけです。
①そろばん ②テキスト
もっと言えば、正しい知識さえあれば初歩の段階ではテキストも必要ありません。
そろばんにもトレーニング方法があって、野球で言う「素振り」のような練習が存在します。
本当はこれだけやり続けて「正しいフォーム」「素早い操作」を身に付けてもらうのが一番上達が早いですが、長い時間練習したい人はどうしても飽きるわけですね。
※「そろばんトレーニング」そろばんの素振りはこうやるのだ、のリンク準備中
ではやっぱりテキストは必要だ!ということで入手方法をお知らせします。
そろばんやテキストはAmazonか楽天市場で手に入れよう
 テキストは卸し業者から購入します。ただし、そろばん教室としての運営実績がないと取次ぎしてもらえない(個人では買えない)はずですので、数冊であればAmazonか楽天市場で買ってください。けっこうたくさんの種類が売られています。どれが良いかは正直試してみないと分かりません。どうしても合う、合わないがありますから。
 私自身もたくさんの教材を取り寄せて捨ててきました。初歩学習時においては連盟による差はほとんどありませんので、気に入ったシリーズを使い続けてください。一例をあげると「ちびっこそろばん」や「ぱちぱちランド」のシリーズが有名で利用者も多いです。ただし分類が細かすぎるので、もっと早く進ませたい場合は「てほどき」シリーズなどが良いかもしれません。
 業者から仕入れれば割引価格で購入できますが、送料を考えるとそれほどお得にはなりません。
ただし生徒数が多くなった時には下記の業者へ取引依頼をしてみましょう。
・朝日プリント社
・佐藤出版
・ツーネット
・吉見出版
 そろばんもテキストもここで揃えられます。ただし、そろばんに関しては「雲州そろばん」か「播州そろばん」が一流です。いずれここにたどり着くでしょう。Amazon、楽天市場でも売っているようですし、ウチで仕入れている業者さんのそろばんもYahoo!ショップで売っています。
ピッタリのものなど存在しない
 正直にいって、自分の考えにピッタリ一致したテキストなどは存在しません。全てのテキストには作者の考えがたくさん詰め込まれていて、そのすべてを理解しそれに共感して作者の意図通りに進めていくなど不可能です。自分なりの使い方というものが出てくるでしょうし、突き詰めればオリジナル教材を作ることでしか着地することはありません。
 珠算界で有名な「アバカスサーキット」でも(「J1」も有名かな?)、本家の意図を十分理解した上で使用している教室は少ないでしょう。まずはメインとなる市販教材の使い方を工夫して、足りない部分を他のテキストで補ったり自分で作ったりしながら、最終的には自分で全部作ってみることをオススメします。いままで見てきた強豪塾ではいろいろなテキストを駆使しているというより、シンプルな形でまとまっている場合がほとんどでした。チャンスがあればいろいろな教室を見せてもらうことで、テキストの使い方がみえてくるかもしれません。
初歩学習が終わってしまえば連盟毎に準拠したテキストをやる
 基本的には、各連盟で10級→9級→8級と、ちょうど良い難易度毎にわけてくれているので、それに沿って進めていけば良いことになります。それも無視して一気に段位レベルまで引き上げる教室を知っていますが、上級者向けなのでオススメしませんしお知らせもしません。
 まずは1つ1つ、しっかりと階段を上っていきましょう。スモールステップで確実に上達できるのがそろばん学習の良いところです。
 一度決めてしまえば変更が難しい場合もありますので、テキストは十分考慮して選んでください。
他に必要になるもの
 そろばんとテキストがあればなんとかなります。ただし、いずれは「通塾バッグ」「文鎮」「タイマー」「黒板」「大そろばん」「テレビモニター」「パソコン」「プリンター」「ラミネーター」「月謝袋」「領収印」「生徒手帳」「シュレッダー」「フラッシュ暗算等各種ソフト」「読上用問題集」などなど、必要なものがどんどん出てきます。けれどいずれも、なければないでなんとかなるものなので、必要に応じて用意していけば良いでしょう。