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土曜はどぉよ~

塾報からの転記シリーズ
 まだまだ塾報シリーズが続きますよ!
 今回はある教室で授業を増やして1年経った頃の塾報の内容です。結果として、この土曜の授業がなければウチの教室は平々凡々などこにでもある教室になっていたことでしょう。
 以前は全ての教室が週1日か週2日でした。けれど週3日通えばみんな上手になることに気が付きます。この経験を基に祝日練習や週末練習を増やして早期上達に繋げていくわけですが、まずは3年前にどんなことを書いていたか見てみましょう。

土曜日の授業を1年やってみて

昨年4月から土曜日の授業を始めて1年超が経過しました。週2日を選択された人でも土曜日に通われている方もおり、それなりに効果はあったと実感しています。

疲れていない状態の1時間と、学校のある日の1時間、さらに言えば午前と午後の違いもあり、土曜授業は学習に最適な時間となっています。

1年間経過をみてきて週3日通っていただいている方は概ねこちらの想定通りに学習を進められることを確認できました。週2日の方は家庭学習が身についているか元々の能力の高い人に関しては進みが速いのですが、そうでない人たちは大変そうだなぁという印象を受けています。

そろばんを楽しむ要素は上達の中で見つけることができますが、なかなか上達しない人たちはおしゃべりやイタズラ、現実逃避(ボーっとして無になる)などで小さなおもしろさ探しをしているようです。

特に週1回だけの人が家庭学習をしない場合、事態は最悪です。常にできなくて苦しい状態に身を置き続けるため、修行僧のような境地でそろばんと向き合わなくてはいけません。見ているこちらが辛くなります。一進一退の攻防が延々と繰り広げられる状況が生まれますが、原因ははっきりしています。家庭学習なくして成長なし、です。

そろばん学習で直面する問題の大半は、単に練習量不足が原因です。躓いてしまっている時ほど練習量を必要とします。1日で3時間、4時間と練習できる人もいますが、集中力を保てる人は多くない(当塾で思い当たる長時間練習可能な頑張り屋さんは9名)です。長時間頑張ろうと努力している子もいますが、集中しきれてないなぁ、疲れちゃってるけど大丈夫かなぁ、と思われる子が数名います。

そういう意味では週3日を1時間ずつが健全な学習が行えて子ども達の負担も少ない理想の環境です(週3日通う子には宿題は出していません※自習課題を除く)が、週2日プラス家庭学習も忙しい現代の子ども達にとってはマッチするかもしれません。

いずれにしても、週2日の生徒たちにはほぼ全員宿題が出されています(これまで使っていた宿題専用プリントは答えの丸写し犯が複数人出現したので一時中止しています)。ただ、どうしても難しい場合は教室に残って課題に取り組んでください。もしくは学習効果の高い土曜授業をご健闘ください。さらにこの日は2コマがんばれます。土曜はどうよぉって事で・・・

とにかく夏休みになると生活習慣が崩れやすくなるので、今のうちに正しい学習スタイルを確立して欲しいと願っています。

ポイントまとめ

今もほとんど同じような感想ですので、あまり訂正するところはないかもしれません。だたし、どうやって少ない時間数で上達させるのかという部分で説明が不足しているようなので、いつか他の記事で補足・説明します。

ポイントをまとめると

・週3日通えば健やかに上達することができる

・週2日通うなら、プラスαの練習を必要とする

・週1日で宿題ができなければ、そろばん学習は諦める

もし授業日を自由に決められるとしたら・・・

あなたがそろばん教室をこれからはじめる人で自由に曜日を設定できるとしたら、授業日に土曜日か日曜日を含めることをオススメします。通常授業ではなく特別練習会を催してもいいでしょうが、定期的に行わなければ効果は限定されます。

週末塾として土日だけの教室にしてもおもしろいですね。授業時間は1コマ2時間半。午前と午後と夕方の3コマ。これでだいたい8時間労働。週2日だけなのに段位合格者がバンバン出ると思います。

今までの「当たり前」を疑ってみると様々な可能性に気付くはず。

まずは自分で挑戦してみて、結果がでなければやめればいいし、感触が良ければ鬼の継続です。

 そろばん教育は無限の可能性に満ちていますのでいろいろと実験してみましょう。