そろばん先生日誌

今週が最後の追い込み

来週から検定試験がはじまる。
正確には土曜日からだけれど、たぶん対象者は多くないから今週が最も大事な一週間。

目標をはっきりさせることはどんな物事でもすごく大切。
マラソンにゴールがなければどこに向かって走ればいいだろう?
ゴールが決まっていても、100km先なら目指すだろうか?
距離が長くなればなるほど、ゆっくりしか進めなくなる。

逆に短すぎると短距離走の連続になって、これはこれで息切れしてしまう。
ちゃんと適切なゴール(目標)設定ができていないと、最高のペースで走り続ける事は無理なのです。

そろばんは短距離走でもウルトラマラソンでもない。
その道のりが何キロであるかは明言ないが、長距離走であることは間違いない。

さて、1つのゴールというべきか、チェックポイントというべきか、そろばん教育にとって検定試験はとても大事な役割を担う訳だが、決して全員が申し込む訳ではない。

今回は在籍者の半数以上は受験をするけれど、逆にいえば半数近くが受験はしないことでもある。これまで1度も試験をしたことがない生徒も数名。費用の面もあるだろう、最後に1回受ければいいという気持ちもあるかもしれない。それでも、ちゃんとしたペースで進んで欲しければ利用しない手はない。

誰だってラクをしたい。大変なことは避けたいし、プレッシャーも少ない方がいい。
だから環境は保護者が作ってあげてほしいし、子どもだからこそたくさんの手助けを必要とするのだが、順応性の高い子どもだからこそ乗り越えて強くなっていく。

検定を受けない子、ゆっくり進んでいきます。そしてしばしば後退します。
検定を受けるがちょっとも圧力をかけられていない子、スピードがつきません。
検定を受けるが絶対に合格する級を選択する子、あまり成長を感じることはありません。

機会を用意しても、上手に活かせていない子もいるのも事実。

さて、今回はどんな結果になるだろうか。この1週間しっかりやれるかで変わってくる。
たかが1週間、でも短い期間でも十分変化を起こすことは可能。

お楽しみ会も近いので、今はみんなで頑張り抜こう!