昨日は県大会があり、予選を突破した選手7名が全員入賞という素晴らしい結果を残してくれました。
個人総合競技、準優勝。 他、入賞6名。
フラッシュ暗算、優勝。 他、入賞1名。
読上算、優勝。 他、入賞2名。
読上暗算、入賞5名。
ちなみに、団体戦でも2位という好成績でした!
詳しくは生徒専用ページに載せてありますが、みんな頑張ってくれたということですね!
この場に立つことすら叶わず涙を呑んだ子もいますし、入賞しても悔しくて涙を流した子もいます。自分が努力したことで泣けるって素敵なことですよね。真っ直ぐな気持ちがあるから、現実と向き合おうとするから、ものすごく悔しくなるんでしょう。
ひねくれ者は自分の気持ちすら誤魔化すのでこうはなりません。私のような歳にもなれば、いつ何で涙を流したのか思い出せませんし、一生懸命走り続けている人しか訪れない奇跡のような瞬間なのかもしれないとも思えてきます。思いもよらぬワンシーンに心が洗われます。
努力していなくて結果が伴わなかった人は、きっと自覚しているでしょう。これからどうするのも自分次第。結局は自分で感じて自分で動くことでしか物事は好転しません。次に向けてがんばりましょう。
運よくいい結果だった人は、努力が報われたことを素直に喜んでください。努力は報われないこともありますが、努力していないと運は拾えません。がんばりましたね。おめでとう!
個人総合競技は全5部門、種目別競技は全3部門、毎年ちょっとずつ規則が変わって戸惑いますが、きっとこれから良くなっていくと思います。知恵もやる気も持ち合わせた新しい責任者が新しいやり方で引っ張っていってくれることでしょう。
そろばんは分かりづらい。だからいろいろな方法で伝わるように工夫するのですが、今回は実にシンプルな方法での競技となりました。オープニングもなければ、途中の点数開示もない。youtubeの生配信等もしなかったし、最終成績も共有されなかった。けれど、保護者にとってみれば我が子が真剣に取り組んでいる後ろ姿を見続けられること自体が、とてもうれしい瞬間なのかなと想像していました。エンタメ化するばかりが正解ではなく、オールドスタイルを貫けるのも古い業界の良さかもしれません。
私はどちらかといえばエンタメ寄りの考え方をしてしまうのですが、きっと次はいい塩梅で上手に融合してくれことでしょう。
これでようやく上半期が終わった気分です。
次に向けて気持ちを切り替えてがんばっていきたいと思います。
まずは、宿題をやってこない子をどうやって上手にしていくか。
「やってないからできるようにならない」というシンプルで当たり前のことですが、意味を理解するのと実行するのとでは難易度は大きく異なります。普通の子どもは、親がすごく協力してあげないとできないくらいの難しさ、例えるなら初めてのプールくらいの難易度です。まぁ、普通はしっかり泳げるようになるまでは付きっ切りですよね。
しかし困りものなのは、上半身だけクロールの動きで、下半身はふつうに歩いている、というウソが紛れている場合があります。また、上達して手が離れても安心できません。クロールして息継ぎしてても25メートル泳げない子は、体力不足でも技術不足でもなく、息継ぎしているフリだったりする、ウソ上級者も存在するからです。
そろばん教室という親の目から離れた場所では「ウチの子に限って」が相当数存在します(逆の良い意味でのまさかもそれ以上にある感じもします)。
つまり、「やってね」といっても無理な子は無理。じゃあこちらも無理、という訳にはいかないので、少しでも寄り添ってあげなくてはいけません。
そこで「そろばんの要素を単純化して難易度を下げる」ということを実験中です。簡単に言えば、「二兎を追う者は一兎をも得ずにならない作戦」!
ひき算を諦めて、たし算だけを極める、という、なかなか偏った方法です。
とりあえず、14級から6級まで。ここ数週間のうちに気合い!で問題を作り直しました。段差の低い階段を走り抜けてください!
ちなみに、珠算6級は(1年生・幼児を除けば)エース在籍者が1年間で取得する平均値です。同期間内に暗算5級も目指しましょう。コツコツ積み上げていけば、誰でも組み立てられるパズルのような計算技術です。がんばって習得してください。