指導法

教室ではやらない方が良いもの4選

全ての馬が太いわけじゃ無い。つまり、無駄無駄無駄無駄無駄無駄!
 ジョジョっぽく言ってみた。特に意味はない。
 ちなみに馬に荷を積んだ状態が「駄」。荷を積まない馬では稼げない、つまり意味のない行為ということだそうです。
 ということで(どうゆうことで?)、そろばんの授業で無駄なことを4つ選んでみました。
 ①数字の練習
 ②名前の書き方
 ③九九の練習
 ④宿題の採点
数字の練習? 無駄無駄無駄無駄無駄~
 最近では幼児のうちにそろばんを習う子も多くなりましたが、あまり早く習うのは考えものです。数字を書けない状態でそろばんを習っても、あまり有効な時間の使い方とは言えないでしょう。
 数字を覚えるという単純な作業を、わざわざそろばん教室にお金を払ってやることなのかな、という疑問はあります。逆に言えば、そのくらいの協力もしてもらいえない家庭であると言えるでしょう。
 あなたの教室で付きっきりの指導をできるだけの体制を整えているのであれば良いのですが、そうでなければ入塾時の条件として「数字が書ける」と記載しておくべきしょう。
 そろばん教室ではたくさん数字を繰り返し書き続ける事になります。間違った書き方・書き順を繰り返せば修正するのも大変です。安易に受け入れると後々苦労すると覚悟しておいてください。
名前の書き方? 無駄無駄無駄無駄~
 数字と同じく、名前も書ける前提で受け入れるべきでしょう。
 繰り返しになりますが、通常授業の中で1人の生徒を見てあげられる時間は限られています。それを名前の書き方・書き順に使ってしまうのはいただいている対価に見合うでしょうか。
 もちろん、それも高いニーズがあると見れば真剣に取り組んでも良いでしょうが、「名前及び数字の書き方」についてプロとしてのスキルが足りていない人が多いのではないでしょうか。専門外の事については安易に受けるべきではありません。
 入塾条件に「名前が書ける」も入れておきたいところです。
九九の練習? 無駄無駄無駄無駄~
 そろばん教室は基本的に「個別指導」です。それぞれに合った個別の内容について練習をしていきます。そういう意味でも九九の練習はそろばん教室の授業に合いません。生徒全員が九九を覚えている最中であれば別ですが、これもそれぞれの家庭に協力してもらうのが望ましいでしょう。
 九九の表を見て計算することもルール違反ではありませんし、わざわざ貴重な時間を使って教室で練習すべきでない事柄の1つです。九九は家で覚えてもらえるように協力を依頼する方がベターです。
宿題の採点? 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄~
 我々指導者は「そろばんの先生」にしかできないことをやるから価値が生まれるのであって、誰でもできることに時間を使いすぎないように気を配る必要があります。
 例えば宿題の採点です。子ども自身はもちろん、保護者に協力を依頼できる部分でもあります。本当に自分がしなくてはいけないのかどうかを確認する余地は十分にあるでしょう。その時間があればもっと有効な助言をすることができるでしょうし、それが「プロ」として価値を生む部分だとも思います。
 今までの「当たり前」は本当に必要なことかどうかの見直しをしてみると新しい発見があるかもしれませんよ。