そろばん先生日誌

役割変更

先日、仙台大会の最終打ち合わせに参加してきました。

いつもは成績集計を担当するのですが、今回は会場係になりました!みんなが頑張っている姿を見ていられるのはいつ振りでしょうか。とにかくとても楽しみにしています。

同時にスクリーン関係の方もやらなくちゃいけないのでどれだけ余裕があるか分かりませんし、緊張感を与え過ぎないように大人しくしてようかなとは思っています。

一応変更点を伝えておくと、読上算の一部が10口から8口に変わっています。近年になり顕著になってきたのは県内の読上レベルの低下。子どもたちが習い事の多様化で忙しくなり、そろばん教室に通う時間も減少。教室では検定練習だけで精一杯。大会に参加するにしても総合競技くらいしかやる暇がないので、種目別競技はほぼ練習しない。生徒数も減少傾向なので層も薄くなり、結果、既存の内容だとちょっと難しい。だからちょっと簡単に、そしてスピードも若干ゆっくりになりました。

富沢南教室で競技練習をバリバリやっていた時は、選手たちは平日でも普通に3時間。短くて2時間。長くて4時間練習してました。今は3時間やる生徒は1人もいません。まぁそんな時代なのかなぁとは思います。Z世代はタイパ重視、なんて言われたりしますが、確かにな…と思わなくもないです。でも、損得勘定を抜きにやれるだけやってみるって、案外悪くないものです。

今回の「東北カップ」はリアル大会に復活しましたが、読上等の種目別競技はありません。その代わりに、種目別として「かけ算」「わり算」「みとり算」のチャンピオン決定戦があります。まぁ、そこも含めて仕方ない。

ただし、私は読上に面白味を感じているので、選手がその技を披露する場が少ないのは寂しいですね。超一流だけが集まる全国規模の大会だけでなく、地方大会や県大会がもう少しあってもいいのかなとは思います。ウチの6年生に7~14桁をバシバシ当てられる子がいますが、腕試しの機会は多くありません。あの本番一発勝負の興奮と熱狂を、あと何度味うことができるのでしょう。

そのレベルに至る前でも、多くの生徒が読上って楽しいなと思うきっかけを作る場も必要です。普段の授業でやるとしたら遊びのような問題ですが、基本的に子どもたちって読上が大好きですからね。楽しんで取り組める練習ってそんなに多くはありません。

今日の2部の時間に、延長2時間目の段位レベルの子がたまたま7人集まったので、土曜日でまだまだ元気もあるし、みんなでちょっと疲れる練習を何度も繰り返しやってみました。昔はこんな事を選手全員でよくやってたなぁと懐かしく思い出していましたが、今はなかなか見ることのない光景です。

仙台大会の前日も(まだ案内はしていませんが)特別練習会を行う予定でいますので、少しでも昔の厳しさを真似て追い込みましょう!その日は東北カップの日ですが、そっちにはゆかり先生が行きますのでご安心を。

大会の準備はいろいろあるのですが、良い大会になるように今から少しずつ準備を頑張りまーす!