そろばん

見取算の比較

うちの教室の初歩クラスの卒業条件は日商5級の見取算合格です。
一般クラスで全珠連の4級へ進み、大きな桁(答えが7桁)のかけ算、法・商あわせて6桁をわり算と教えていくのですが、今まではなんの疑問も抱きませんでした。

ある先生に「J1という初歩教材を使っているなら、ためになる説明文があるから読んでみな」と言われてコピーをいただき読んでみたら「5分で日商3級と同程度のスピード」と書いてあったんです。
見取算300文字を5分でできたら、毎分60字で計算していることになるので、6桁10口なら10問を10分でできるから日商3級と同じだよ、っていう意味です。

んっ、初歩でもこのぐらいの子いるよなぁと思い、気になって各級のスピードを調べてみました。
あくまで見取のみの比較ですが、こんな感じでした。

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なに!?全珠連負けてない!?
しかも日商は必ず同じ桁しか出題されない。全珠連の桁幅がある問題の方が難しいぞ。上級は伝票や暗算がある分さらに難易度が上がるし。
さらに全科目の合計点で合否が決まる日商検定より、全種目100点以上と決まっている全珠連がさらに不利じゃないかー!

ふー、一旦落ち着きましょう。ずーっと日商の方があらゆる面で上(同じ級を比べた場合)、と思っていたので(そろばんの先生なのに知識が無さすぎなんですね、ごめんなさい)、ちょっと驚いたわけです。

ただ騙されないでください。もう1つ要素を増やすと見方も変わります。

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検定合格に必要な正解率を加えました。圧倒的に日商検定の方が難しいです。
まぁ、そもそも別な検定なので単純比較ができないことは承知していますが、簡単に言ってしまえば、若干全珠連の方が検定内容が難しいけれど合格基準はけっこう甘い、ということでしょうか。
目安として全珠連でオール120点を取ると正解率80%なので同等程度と言えるかもしれません。

けれども体感では日商1級は全珠連の三段程度ですし、日商2級をしっかり弾ける子は全珠連の段位検定にチャレンジできるレベルです。不思議ですねぇ。

一問当たりの字数が多い問題の方が力がつくと思っていますが、見方を変えると励みにもなるしおもしろい発見もあるようです。

で、なに?
と言われても困るのですが、こうゆう分析も今後の役に立ちそうです。
どなたか間違いがあったら指摘お願いします(・ω・`人)