そろばん

そろばんの「心・技・体」

塾報からの転記シリーズ
 基礎とは…ある物事を成り立たせる、大もとの部分。
 そろばん学習は「勉強の基礎」となるものですが、その中でも基本となるものを「心・技・体」として簡単にまとめた内容です。

心・技・体

さぁいよいよ大会シーズンが到来です。

会場、通信、会場、通信と交互に4ヶ月連続で競技を中心とする珠算イベントが続きます。

「そろばん」という習い事を通してはっきりとした目標を持ち「心・技・体」全てを鍛えましょう。

 

「心」

「心」・・・いかに技術や体力があったとしても、やる気がなければ良い結果は期待できません。しかし反対に技術や体力の不利を気持ちでカバーできる事例はいくらでもあります。

そろばんと真剣に向き合うことで、その経験がそれ以外の出来事でも解決のヒントとなります。

そろばんは失敗の連続です。毎回満点を取れる子は一人だっていないのです。それでもそこに向かって前を向き進み続ける、これはとても素晴らしいことです。目標が大きくなればそれに合わせて負荷もより大きなものとなります。自分の心と真正面から対峙する機会がそろばんには溢れているのです。

「技」

「技」・・・計算の技術は数日では身に付きません。少しずつ、少しずつ、あなたの背が伸びる時のように自分では気付かないくらいのスピードで向上していきます。そしてある日ふと実感できるものなのです。

ただ、そろばんが身長と違うのは、そのスピードをコントロールできることです。どの程度時間をかけるかによって技術の差はおおきなものとなります。

「体」

「体」・・・背筋を伸ばして身体をまっすぐに。姿勢はあなたの心を写します。疲れて横に曲がっていませんか。気持ちも逸れてしまう恐れがあるので直しましょう。夢中になって前傾姿勢になっていませんか。一歩後ろに下がり冷静さを保ちましょう。

【体】という漢字から一本取ると【休】になります。時には少し上体を起こして短い(例え1秒に満たない短い時間だとしても)休みを取ることも必要です。

上手になる!その1点がぶれないこと気持ちがまっすぐであることを周りに示す意味でも身体で表現してください。

また取り組むための体力は日々の練習次第です。机に1時間と座っていられない人は単に訓練が足りないだけ。少しずつ体を慣らしましょう。