雑談

良い教室を見抜くポイント

他教室との交流が多い教室が◎
 段位合格の輩出者が多い、生徒数が多い(選んだ人が多い)、先生が十段、評判が良い等々、良い教室を見抜くポイントはたくさんあると思いますが、意外と大事なことが「他教室との交流の有無」です。
 合同で行う通信競技、勉強会、飲み会の他、全国各地で行われる講習会や大会等で交流を深める場合もありますし、SNSを通じて個別に連絡を取り合う人も多いでしょう。最近では「そろばん革命軍」というオンラインサロンもできましたし、各地方でも連盟の垣根を越えたコミュニティーがたくさん存在しています。
 自分の教室を良くしていきたければ、積極的に外に出て行って多くの先生方と繋がりを持ちましょう。それが最も確実な自己投資です。
交流が生む良い効果
 交流が多ければ良い情報も集まってきます。特にレベルの高い教室の先生は多くの情報を持ち、もたいぶることなく本当に多くのことを教えてくれるものです。
 何か隠し事をしながら相手の様子を見るような人とは深く関わらなくて良いでしょう。一生懸命聞きだしたところで些細なことだったりします。
 本当に第一線で活躍している人は小さい事柄など気にせず皆を懐深く受け止めてくれます。常に全力なので細かいことに注意を向けることが面倒なのではないかとも思っていますが、自分のいる世界はもっともっと広いということを知るべきです。
 そしてそういう人の周りには多くの優秀な人材が集まっています。モチベーションが高い人ばかりなので、自分自身の意欲も向上することは間違いありません。多くの刺激を定期的に受け続ける事が自分を高める唯一の方法なのです(と無責任に言ってみます)。
 これは生徒に対しても言えることで、検定や大会の他、他教室への遠征や夏期講習等の特別練習会、クリスマス会や遠足等のお楽しみイベント等をたくさん催して刺激を与えてあげることで上達が早まります。
見分けらない & 失敗したくない
 生徒側からすれば、交流が多い先生かどうかなんてわからない。
 先生側からすれば、どこにこうやって混ざれば良いかわからない。
 答えは簡単です。
生徒なら先生に聞きましょう。「先生は誰と仲良しなの?」「合同練習とかしてみたいな」「他教室で先生が懇意にしている方はいらっしゃいますか?」などなど、聞きたいことを直接ぶつけましょう。それが難しければ、塾報やSNS等で発信している方もいるので、内容をチェックすれば大体わかりますよね。
先生なら連盟に入りましょう。その瞬間に仲間が一気に増えます。連盟の行事に真面目に参加していれば自然に仲良くなるので、詳しそうな人にいろいろ聞きまくってください。あなたは新人なのですから知らなくて当たり前。下手したら多少の無礼だって許されるかもしれません。
私は連盟に入会してすぐにピンときた先生(もちろん初めて会った方です)の教室見学をお願いしました。だいぶ失礼ですね。それでも不思議なもので、教室にお邪魔した瞬間から今日まで最も尊敬する先生でありつづけています。出会いの機会はとても大切なものです。自分からどんどん求めていってください。
凡人は人と人の繋がりを必要とする
 極稀に、誰とも交わらない一匹狼であるにも関わらず圧倒的な結果を出す人がいます。でも気にしないでください。我々には関係のない話です。天才から学ぶことは難しいのです。
 そして一匹狼に見えても他県や他業種に交流する相手がたくさんいる場合が大半です。我々の周りにいる凡人とはあまり交流を持っていないだけかもしれません。
 人は人を強くしますが、ダメにしてしまう場合もあります。特に他人はコントロールが難しいので、思わぬ事態になることもあるでしょう。
 ではどうすれば良いのか・・・失敗しましょう。失敗して学びましょう。
 分からないものに怯えて行動しないことの方が損失です。何もしないのは得をしないばかりか日々ちょっとずつ後退している状態、精神衛生上とても良くないです。
 昔のテレビ番組(アメリカ横断ウルトラクイズだったような…)で、クイズの正解のだと思う方の張り紙(〇か×)に飛び込むというものがありました。もちろん当たれば次のステージへ行く切符を手にしますが、間違えれば泥水の中に突っ込んでしまうわけです。それと似てるのかなぁと思います。
 いくら考えても答えが出ない場合もあります。失敗したらまた勉強し直してやり直しましょう。大丈夫、死にはしません。
あなたは視聴者ではなくプレイヤーになるべきです。自分の人生を傍観しないでください。
 多くの友人・知人がいると思いますが、まずはそろばんの世界で1人立ちするための一歩として珠算関係者ともたくさん交流してください。世界が広がって日々の仕事も楽しくなるでしょう。