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(関係者閲覧禁止)そろばん業界批判

好きなのであえて批判を書いてみる

ワインを一本空けてしまったら、もうヘベレケです。お酒はあまり強くないので、昨日のストレスがなければとても飲めない量だったりします。

しかし酔っぱらうと大きな気持ちになってしまうから人って恐ろしい生き物です。けれどこんな時しか書けないこともあるんですね。

今回はそろばん業界関係者は閲覧禁止です。酔っぱらいの本音トークをどうぞ。

 

若手を伸ばせない業界に未来はない

地域差は正直あると思います。あくまでウチの地元での話なので、田舎だったらこういうこともあるのかなぁという程度でお聞きください。

私の所属している支部の最年少の会員指導者が「学習者を増やすのも大切だけど、従事者が増えなければ先はないでしょ」「少なくとも、個人の価値観で若手の考え方を否定したり軽く見る人間が幅をきかせているうちはどうにもならんわ」と今日、ツイートにあげてました。

正にその通り!な訳です。

もっと言えば、若手をくすぶらせている時点でものすごく残念な環境ですね。伸びしろだらけなのに、あぁもったいない。

誰が言っていたか忘れましたが、「いつの時代も若者が正しい」という言葉は実に的を得た考え方だと思っています。年配者は数年先しか考えていないでしょうが(偏見失礼!)、若者は数十年先、もしくは何十年も続く壮大な未来を思い描いている点で、張っているアンテナの感度が違います。感じている空気が違います。そしてその未来を作っていく中心が今の若者なのです。

 

そもそも企業では「人材育成」に力を入れるのが当たり前なのに、個人事業主の集まりである支部という集合体には、本気で「人を育てる」という概念が欠落しているように感じています。

集団から個の時代

最近はSNSを中心とした発信が容易にできる時代になりました。グループに属していないと知る事のなかった知識や経験が、他でも十分得られる環境が出来上がっているのです。

さらにアウトプットできる人材と言うのは非常に貴重で、情報発信力がないと世の中から取り残されてしまいます。またその中心が若手だということも事実です。

 

ただし残念ながら、個人の自由な発言は上からの圧力がかかります。抑制され、自粛し、限定的な発信に留まっているのが現状です。

もう既に個では戦えない状況になってしまっていることも残念な点ですし、個を活かせないチーム体制になっていることも未来を悲観させるには十分です。

本来組織とは個が活かされるように構成されるべきですが、実際は機能不全に陥っているケースが大半であり、これからだんだんと引き継いでいく人間がいなくなっていくことが容易に想像できます。

好きじゃないとやっていられない現実

そろばん教室は脳トレブームが過ぎ去り少子化が続いている現在において、経営難にあえでいるところがたくさんあります。実際知り合いの先生も最近塾を閉めたばかりです。

食べていくのがやっとの世界では「好きじゃないとやってられん」というのが率直な感想です。

子どもが好き、人に教えるのが好き、成長を見守れるのが好き、そもそもそろばんが好き、ということでなければ長続きはしないでしょう。今の状況を抜け出したくても抜け出せない、という人も多いかもしれません。

経済的なアドバンテージがなければ、積極的にかかわる若手は限られてしまいます。そもそもアラフォーである私が「若手」と言われる違和感だらけの業界です。これは我々が本気で向き合わなければいけない喫緊の課題だと思います。

情報発信するオタクが理想

そろばんを食える職業にするためには、もっともっと情報を外へ発信していかなくてはいけません。隠し事など全く意味のないことを全員が知るべきです。

しかし情報発信をして潰された事例を何件も私は耳にしています。実際に私だって厳重注意を受けたことがありますが、個人の意見が自由にできないなんておかしいでしょ。

もう何年も前の話なので、時効だと思って書いてみます。

ある人は個人のブログで、段位検定で10になる数を線でつないでいる生徒(教室)を批判したコメントを書きました。例えば、3+9+4+1+7のような問題で、3と7を線で繋いで、9と1を線で繋ぐ感じです。

検定試験場では情報管理を徹底すべき点で、内部情報を外に漏らした訳ですからお叱りを受けても致し方ないでしょう。しかし、そろばん関係者としては一言いいたい気持ちも十分理解できます。それよりも、それ以降その人のブログが鍵アカウントになるくらい、厳しい圧力がかかった状態の方が問題だと思っています。

情報が一切外に漏れない業界って、堅実で安心ですか。それとも実態が分からず怪しいですか。

 

人は誰しも、よく分からないものに対しては嫌悪するものです。

私は批判を承知で発言する人を応援します。

そろばんが滅びる前に

そろばんは日本の貴重な財産です。

日本を底から支える基礎力といっても過言ではないと思っています。

しかし、若手がいない地域では近い将来そろばんを習えなくなるでしょう。

あなたの街には関係のない話かもしれませんが、周りからジワジワと教室が消えていき、そろばんを習っていることに違和感を感じるようになるかもしれません。

その時、情報を得る手段は限られます。さらに業界の衰退に繋がるでしょう。

 

若手は日本の未来です。みんなで大切に育てていきましょう。

あんなツイートさせてしまった段階で、我々に落ち度があると言わざるを得ません。

あなたも大変でしょうが、私も大変です。

どちらも大変ですが、若者の状況はもっと大変なんです。

知恵を出し合って解決しなくてはいけません。

私はそろばん業界が好きなので、問題提起として批判覚悟で載せておきます。

 

※圧力に負けて削除したらゴメンね