4級のわり算のトレーニング問題をつくってみよう!
内容については前回の記事をみてもらうことにして、4級のトレーニング問題というのは、いくつ答えを小さくすれば答えになるのかという、確商を求めながら生徒1人でわり算を解けるようにした問題です。
最初の答えを考えるためには以下のような数式の組み合わせを考えました。以下の通りです。
=IF(LEFT(D3,1)=LEFT(F3,1),IF(LEFT(D3,2)>=LEFT(F3,2),1,9),IF(LEFT(D3,2)>LEFT(F3,2),LEFT(LEFT(D3,1)/LEFT(F3,1),1)*1,LEFT(LEFT(D3,2)/LEFT(F3,1),1)*1))
これは私が以前書いた数式ですが、この記事を書くに当たって考え直してみたら、ちょっと変な感じがします。
ほとんどの計算では問題なかったために気が付きませんでしたが、÷999=999のような問題だと「-8」のようなおかしな結果を出力するときがあったのでやり直しです。
均等数字を貼り付けると発生しない場合でも、RANDBETWEEN関数をつかうと条件が変わってくるので注意!
ということで数式を書き直してみました
直すに当たって、条件を整理しました。
最初の答えの、はじめに考える数字(もどし算をする前の数)を求めます。
(1-1)頭数が同じかどうかをチェック
(1-2)1-1の条件に当てはまる場合、答えが1になる組み合わせは以下の3つ。
①実が大きい
②2桁が同じで実が大きい
③3桁が同じ
(1-3)1-2の条件に当てはまらない場合は9
(1-4)1-1に当てはまらない場合は実2桁÷法1桁
これを式にすると以下のようになります。
=IF(LEFT(D3,1)=LEFT(F3,1),IF(OR(LEFT(D3,2)>LEFT(F3,2),AND(LEFT(D3,2)=LEFT(F3,2),LEFT(D3,3)>LEFT(F3,3)),LEFT(D3,3)=LEFT(F3,3)),1,9),LEFT(LEFT(D3,2)/LEFT(F3,1),1)*1)
以下同様にやってみよう
答えの上から2桁目、3桁目と条件を考えながら式を書いていきますが、私が全て説明してその通りにやってしまうと応用力がなくなるので、試行錯誤して自分で書いてみてください。
どうしてもダメな時は助けたいと思います。
そうはいっても、私が書いたものもエラーが発生する可能性大です。それでもそれを解析しながら手直しするのが楽しかったりするので、パソコンの前にかじりついて没頭してみましょう。
参考までに完成したPDFデータを置いときます。
自分を助ける最強アイテム
前回でも書きましたが、これを作ってから指導がものすごく楽になりました。
「一気に4級合格」という一見すると無理な課題も、自分なりの創意工夫でどうにかできたりするのです。
作問はやりだすとハマりますよ。マクロも研究すればするほどドツボにハマって抜けられなくなります。大変だけど達成感があって楽しめるのはそろばんに似てますね。さぁ、時間を作ってトライしよう!