そろばん先生日誌

県大会・全員入賞!

がんばりました(^^)

10月2日(日)に宮城県石巻市で全珠連宮城県支部主催の県大会が行われました。

当塾からは予選を突破した4名がチャンピオン決定戦に挑み、見事全員入賞という素晴らしい結果を残してくれました!

みんなおめでとう(*´▽`*)

※本家「さとう珠算塾」からも1名が予選を突破しており、合計でも5名全員入賞でした!

三冠王

まず一番に触れなくてはならないのは、当塾の小4の生徒が全三部門(個人総合競技・読上暗算競技・読上算競技)でチャンピオンになりました!

当塾の過去の歴史をみてもチャンピオンは何人か出していますが、三冠制覇は初の快挙です。

スゴイねっ(๑0ω0๑)

正直、結果は時の運だったりしますが、普段から練習をしっかり取り組んでいましたし、何よりもご家庭での協力が大きかったと思います。過程を大事にすれば、いつか必ず報われます。今回は特別に良い結果でしたが、また明日からも変わらずにコツコツ積み上げていきましょう。

机のない状態での待機時間、上級生の真似をしたのか無意識に手が動いたのか、不安定な膝の上で一生懸命そろばんを弾いて調整していましたね。できることを最後までやり抜く姿勢はそろばんに限らずとても大切なことです。チャンピオンになるに相応しい態度だったと思います(^▽^)

練習のまま

小1で県大会初参加の生徒は、小3以下というカテゴリーで見事6位に入賞しました!

おばあちゃんの影響でそろばんを始め、今では珠算も暗算も段位の腕前です。しかし、小さい子ほど気持ちをコントロールすることは難しいので、1発勝負の本番で力が発揮できるか心配していました。けれど堂々とした態度で大会に臨み、練習通りの成績を出すことができました!自己ベストではなくいつも通り、これは簡単なようで難しいことです。

がんばりました(゚∇^d) 

そして何より評価したいのは、本番中の姿勢ですね。最も苦手な読上算でも、飛ばそうが間違えようが最後まで弾き続けていました。練習で言われていたことでも、特殊な環境では行動しづらいもの。ましてや他の子のほとんどが手を止めている。だからこそ、より価値のある態度だったと思います。上級生に負けない堂々とした姿もカッコ良かったですね!

勝つための行動

小5の生徒は予選スレスレでの突破だったため、短期間で逆転するためには相当の弾き込みを必要としました。ただ、教室への通い方は長年かけて習慣になっているため、なかなか変えづらいものです。日頃の練習が熱を帯びてくれば、大変になって誘惑に負けそうになるもの。それでも延長練習や土日練習への参加など「勝ちたいと思うなら行動で示す」ということを実践してくれました。

偉いぞっ( ̄ー ̄) b

結果は11位という非常に惜しい結果(入賞は10位まで)でしたが、予選よりも順位を上げることに成功しましたし、何より読上暗算で入賞できたのはスゴイ!惜しむらくはその瞬間を見れなかったことですね。だから次はその瞬間を目の前で見せて欲しい。不幸中の幸いで、県大会の総合競技に入賞できなかった人は市大会に参加する権利が残ります。1月のその大会で今度は全部門上位入賞を目指してがんばりましょう。

 

先生への恩返し

最後に触れるのはこの春に転塾してきた6年生の生徒。元々能力が高い子だったのですが、学校や学習塾等で忙しい毎日を送っており、なかなか大会などに出場する機会がなかったようです。転塾がきっかけなのか、そろばんの大会参加に対しても前向きに捉えてもらい、東北大会に挑戦をして見事県代表に。そしてこの県大会も予選2位という抜群の結果で本戦に出場。結果は個人総合競技で5位読上算競技で入賞という名の2位!会場には転塾元の先生もいらっしゃいましたが、頑張ってる姿、それも凄く輝いている姿を見れて喜んでいたことでしょう。大会で活躍を願っていたので、恩返しができたと思いますよ。

流石だね(´・∀・`)

忙しい日々の中でスキマ時間を見つけては練習に参加してくれましたし、ポジティブでエネルギッシュな練習態度には関心させられました。練習の成績が悪かったら、どんなに時間がギリギリでも「もう1回やる!」と言って計り直す。何度も繰り返すので「疲れないの?」と聞いても「うん」といって平然としている。迎えにくるまで数分空くと「フラッシュやっていい?」と言って練習をする。人はこれを努力と呼ぶのでしょうが、本人はきっと普通のことをやっている感覚なのでしょう。帝王学ではないですが、「当たり前」の基準が高いのは日頃の家庭での教育によるものなのかもしれませんね。

いろいろ振り返りたいが…

大会についてもっと書きたいことがあるのですが、もうすぐ授業が始まるのでこのくらいで(^^;

内緒話として、大会中ちょっとこみ上げるシーンがあったので最後に触れておこうかと。

中学生以上の部の時のこと。ウチの生徒は誰もいないので、ただ仕事(個人総合競技の陪席)に集中すればいいのだけれど、たまたま私の担当の選手が元教え子。高校生になってもそろばんを続けていて、聞いたら暗算十段を取るまでは続けたいと話していた。自分よりも大きくなった姿と、まだそろばん続けてくれているんだなぁと思って、競技中の背中を見ながらちょっとジーンときてしまった。

たかがそろばん。されどそろばん。一生懸命打ち込んでいる姿は感激しますね。特に大会になると感じやすいです。悔しい想いをすることがほとんどですが、もっとたくさんの人に経験してもらいたいと願っています。