そろばん先生日誌

目標の変化

私の新しい習慣を身に付けるための1ヶ月チャレンジ。
実現したかったのは、①早起き ②運動習慣 ③やりたいことをする時間を作る ④集中して仕事に取り組む ⑤スマホ依存からの脱却 の5つです。
具体的には、①朝6時に起き ②往復で1時間ずつ歩き ③2時間好きなことをやり ④2時間ディープワークして ⑤その間はスマホを家に放置する、ということを計画しました。

さて、何日継続できたでしょうか。
私は毎日手帳に4行日記を書いていますが、昨日の「GOOD」の項目に『26日目!5月やりきった!』と記されており、今日の夜には『27日目!6月も継続!』みたいな内容が追加されると思います。そしてたぶん1ヶ月チャレンジは成功するでしょう。
そして達成した後、何か変わるのでしょうか?

「目標」を「手段」に変える

今の目標は「新しい生活習慣」を身に付けること。
習慣の定義は「意識しなくても自然に行われるようになったもの」であるため、残念ながら頑張って継続している今はまだ習慣だと言えません。しかし、当たり前の事に近付いている感覚はあるので良い兆候です。(※ロンドン大学の研究では「習慣化の平均は66日」らしいので、まだまだ続ける必要があるのでしょう)

朝早く起きている人が『スゴイ!』、充実した朝活をしている人も『スゴイ!』、向き不向きがあるけれど憧れるなぁ~とずっと感じてて、なんとなく頑張ってみるかなぁとチャレンジしてきましたが、今の私のモチベーションはもっと別のところにいっています。

『良い習慣を身に付けたかったのは、もっと自分の可能性を試したかったから』

そう、もっとクリエイティブなことをしたかったし、もっと自由でありたかったし、憧れたのは『自己をしっかりコントロールして幸福に結び付けている人』だと思うのです。

今は習慣を継続することに全集中しています。けれど、だんだん慣れてきて力を分散できるようになった暁には、その集中を新しいことに向けたい。

目標だった『新しい生活習慣』は、次の目標を実現するための『手段』として、最強の武器になるような気がしています。

そろばん学習も同じ

そろばん学習にはゴールがありません。
私にとって習慣を身に付けることがゴールのようであってもゴールになり得ないように、期間限定のイベントのような気がしています。

そろばんの場合は1級がゴールかと思っていたら、その上に段位なんてものがある。
その段位は十段まであるらしい。そしてほぼ全ての珠算学習者はそこに到達しない。

さらに残念なことはそろばんの腕を磨いても、大金を稼いだり、大勢から名声を得たりする訳ではありません。
そう、最終的なゴールにはなり得ない。みんな一時的な目標地点として目指しているに過ぎないのです。

私が『新しい習慣』を身に付けることを目標としたように、皆さんも”今は”『計算力の向上』を目標にしていて、それが1級合格だったり大会入賞だったりするだけ。

けれどそれは、本当に実現したい目標を達成するための『最強の武器』になると思うのです。

これから皆さんは何度もシビアな戦いを強いられます。使う武器はいろいろな種類が複数あった方がいい。時には防具として機能するものも必要でしょう。けれどそれらを確実に使えるものに仕上げなくてはいけません。

だから今は自分の武器を大きく育てて、磨いて、光らせて、魅力的なものにしてください。

筋肉ムキムキと細マッチョ

イメージしやすいように、そろばんという脳トレを、筋トレと置き換えてみましょう。

ちょっとだけ筋トレしても、身体はあまり変化がありません。

もう少し続けてましょう。筋肉が痛み傷つき、確実に身体に効いているのだと実感できます。

さらにやっていきましょう。ちょっとだけ線がクッキリしてカッコよくなってきます。

もっともっと続けてください。細マッチョくらいにはみんななれます。
そして、ちょうど良いくらいにモテます。それがだいたい暗算段位くらい

自分の限界に挑戦したい人はさらにトレーニングを頑張ってください。
筋肉が足りなくて困ることがないくらいに仕上げましょう。
何にでも使える筋肉です。あなたを守り、動かし、輝かせる筋肉たち。
そのムキムキをどのように活用していくのかはアナタ次第です。

私の場合は新しい習慣を新しい武器として、また別の目標の実現を思い描いています。
でもまずは「意識しなくても自然に行える」ようになることを目指して継続あるのみ。

たぶんこうやって何かを追いかけると何かを発見してまたそれを追いかける。自然と川の流れのようにムリなく身を任せて進めていけたらステキですね。さぁ少しずつでも前へ!