快挙の10本
生徒たちがやってくれました!
東北大会で入賞できましたーーー
東北大会での入賞なんて1つでもあればスゴイことなのに、アレもコレもソレもで、気が付けば獲得したトロフィーは10本に!!

競技内容は全部で4種目(個人総合・読上暗算・読上算・フラッシュ暗算)あるのですが、第1部は個人総合1本と読上暗算2本とフラッシュで1本の計4本、第2部は全種目で1本ずつの計4本。第3部は読上暗算と読上算で1本ずつの計2本。
見事に合計10本ものトロフィーを獲得できました!
エースではもちろん、さとう珠算塾での歴史を振り返ってもぶっちぎりで過去最多の快挙です。
スゴイね。嬉しいね。おめでとう!そしてありがとう!

レベルは高い。とっても高い。
各県の予選を突破した12名の精鋭たち(各部門が7県×12名)で競う『東北七県珠算競技大会』は普通のレベルではないです。
1部(小4以下)の読上暗算?6桁までは頭に入れないと戦えないね。
2部(小5・6)のフラッシュ暗算?九段(3桁15口4秒)はできないと。
3部(中学生)の読上算?7桁~14桁のほぼ聞き取れないような数字を当てなきゃダメ。
各部門の総合競技?自転車で時速100キロで走らせているけど事故らない、つまり超高速だけどミスらない不思議な世界。みんなチートじゃないの?って思う。そんな感じ。

正直、県予選を突破するのも大変なのことですが、ここ最近は各県ともに少しレベルが下がりつつあるのが現状です。
周りが弱っているならチャンスあるなぁとは感じていましたが、ここまで生徒たちが奮闘してくれると感動ですね!
勝てた要因①
残念ながら、この結果が出せたのはウチの教室自体が凄かったという訳ではありません。
勝因を挙げるとすれば、すべてお母さんを中心とした家族の存在が凄かったのです。
今回東北大会に参加してくれた生徒たちは、例外なく保護者が一生懸命サポートしてくれています。最高の応援団であり、最高のコーチであり、最高に頼れるパートナーが最も近くにいました。
ハッキリと「これが差別化できた原因だ!」と特定することは容易ではありませんが、保護者が素晴らしかったことだけは事実なのでお伝えしておきます。
子どもたちにとって、親ほど大事な存在はいません。親が一生懸命で、親が関心をもってくれて、親が喜んでくれれば、これほど幸せなことはないと思います。だから、他よりもみんな頑張れたのではないかと推察します。
勝てた要因②
もう一つ、強いて挙げるとするならば、エースのエースがいなくなることが決まっていたことが要因の1つでしょうか。
ウチの教室で一番上手な子、つまりウチのエース的存在の引越が決まっていたため、その子にとってはもちろん最後の大会ですし、一緒に練習してきた仲間にとっても一緒に参加できる最後の大会となります。
みんなの心のどこかで秘めた想いが生まれたことは想像に難くありません。
ちなみにそのエースの子は全部門入賞という、これもウチの歴史上初の快挙を成し遂げ、めちゃめちゃカッコいい背中をみんなに見せてくれました。
大会が終わった直後に短い言葉を交わしました。
「楽しかったか」「うんっ」
少しはにかんで答えてくれた他愛ないやりとりが一番印象的で、それだけでとても幸せな気持ちになったことを思い出します。
大会中はずっと別室での採点作業。生徒たちの様子も途切れ途切れしか見れず、表彰にも間に合いませんでした。閉会してようやく会えた瞬間に、いろんな感情が湧いてきた感じでした。
「おめでとう」よりも、「ありがとう」の気持ちが強かったかなぁ。
悔しいことの連続だったから「報われてよかった」もあったし、そろばん自体もそうだけど、仲間との時間も家族との時間も自分たちとの時間も、最後まで「楽しんでほしい」と思っていたから、最後に笑顔がこぼれたことでホッと心が軽くなったのだと思います。

新章へ
さぁ、エースの第1章はここで一区切り、でしょうか。
まぁ、エースからエースが抜ける訳ですから、このままでエーッスね、とはならないわけです。
さとう珠算塾の時代から競技会というものを大事にしていたので、みんなが残してくれた素晴らしい成績がクライマックスのように感じられたりもしますが、次へと続く新しいストーリーはどうなるでしょうか。
また競技大会かもしれないし、全員暗算段位が本当に実現するかもしれないし、予想もしない方向から楽しい物語が繋がっていくかもしれませんね。
次の主役が誰になるか楽しみにしています。
