昨日は教え子が教室まで会いにきてくれました。
たぶん5年振りくらい。懐かしくて嬉しくて、当時の記憶が一気に駆け巡る。
「中央大学に合格しました!」と報告を受けましたが、えっ、もう決まったの?大学受験ってこんなに早かったっけ?突然で一瞬だけ混乱しましたが、推薦で決めたみたいですね。
本人にも直接伝えましたが、もう一度、心から おめでとう!
そして、会いに来てくれてありがとう! 幸せな気持ちになりました。

名前は出しませんが、「黄金世代のリーダーだった子」とだけ言っておけば分かる人には分かるので十分でしょう。周りに気遣いできて性格が明るいし努力できるし信頼できるし、忙しい時はこの子に「この練習みんなでやっといて!」とお願いすればそれで十分だった、と言えば少しは伝わるでしょうか。
たぶん誰からも嫌られることがないような好青年!?好少年!?でしたが、久しぶりに見た笑顔は今までよりキリっとしたいい表情に見えました。中学・高校と絶え間なく努力を積み重ねてきた自信が滲み出ているのでしょうか。良い結果を出し、これからの新しい生活へ希望を膨らませているからでしょうか。
とにかく、より頼もしくて嬉しく感じるとともに、もう何もしてあげられないんだなぁという無力感を覚えたりもしますが、街中で偶然会う可能性もほぼ0になると思うとすごく寂しいですね。もっとゆっくり昔話がしたかったなぁ。

教室に飾られている県大会の賞状はこの子たちが取ってきてくれたものです。競技の事なんて何も分からなかったけど、みんなで一生懸命になって挑戦していました。自分を育ててくれたかけがえのない経験です。あぁ、懐かしいなぁ。
あの時と今と何が違うかなぁと考えていましたが、単純に教室内での練習時間ですかね。当時は月曜日は5時間、木曜日は4時間、土曜日に2時間半。帰宅時間にもよりますが、競技大会に出る子は1週間に10時間程度は普通にやっていた。今は多い子で5時間程度。そりゃ敵わんわ。

頑張っている人が近くにいると、自分も頑張りたくなります。何より私自身がたくさんのエネルギーをみんなからもらってきました。新しい教室で新しい挑戦をしようと思えたのもこの子たちの影響が大きかったように思います。小さな子どもの時でさえ大人に影響を与えることができるのですから、この子たちが大きくなった今は、もっともっと多くの人に幸せを届けてくれることでしょうね。
まだまだ進路が決まっていない生徒がたくさんいますが、うまくいった時を想像して前向きな気持ちでワクワクを力に変えてがんばってください。
がんばれ!パワーーー!!ヤーーーーーー!!
