そろばん先生日誌

ハロウィンカップへの参加ありがとうございました

ハロウィンカップ振り返り

11月になりました。ハロウィンカップが終わり、少し落ち着いてきたので振り返りをしたいと思います。

秋の開催は他教室の先生にお任せするのが通例ですが、事情があって今回はウチの教室が主催。「全部決めて良い」とのことだったので、いろいろ試しながらの開催となりました。

①景品を豪華に
思い切って賞状の発行と参加賞の赤ペンをやめて、その分で「ハロウィン仮装コンテスト」に賞を設けて開催。お食事券3000円1本、アイス券1000円3本、500円5本、さらに特別賞(静岡の坂田先生から贈っていただきました「うなぎパイの絆創膏」というレアアイテム)を5本、計14本の入賞品と参加者51名全員にお菓子を配ることができました。その他、競技会入賞の副賞として上位ランクはマックカード、下位ランクにお楽しみ袋を用意でき、多くの参加者に喜んでもらえたことと思います。

②裏方に専念
前回は司会進行、成績集計、賞状印刷、映像、さらにはエンディングムービー(これは時間内に流せず当日夜までに作成)をしようとしたので全部中途半端になるという失態を犯したため、今回は会場を5名の先生方に任せ、私は裏で採点スタッフ2名と集計作業に集中。結果的には大きなトラブルなく無事に進行できました。

③参加賞は思いを込めて
今回の参加賞はハロウィン仕様の「オリジナルファイル」と参加者のイニシャルが入った「キーボルダー」を作成。キーボルダーはゆかり先生が1つ1つ手作りした1点ものです。オマケでカボチャの折り紙を被せたアメをつけました。

④午前中はガッチリ練習会
大会だけだともったいない(そろばんを弾く時間が短い)ので、午前中はお昼ギリギリまでしっかり練習。チーム戦にして1種目ごとにプチ景品をかけて戦ってもらいました。

⑤連続参加賞を新設
前回のエースカップから続けて参加してくれた生徒たちには連続参加賞として「おかしなファイル」(お菓子が挟んである普通のファイル)か「やる気の出る赤ボールペン」を、点数の上がり下がりによってどちらかがもらえるようにしました。

⑥参加者は意気込みを。成績も共有
参加申込書に意気込み欄を設け一覧を会場に張り出しました。
クリスマスカップの真似ですが、生徒たちの個性が垣間見られ、新しい楽しみを見出せたのではないかと思います。
大会の成績は入賞しないと当日中に分からないことも多いため、今回は成績発表後すぐに会場に一覧表を張り出しました。自分の点数や順位はもちろん、気になるライバルや仲間の成績も確認できることは次へのモチベーションに繋がることだと思います。
あくまで会場内だけでしたが、オープンにできることは公開していく方が健全だと考えています。

⑦ビックリマン風シール
各ランクの優勝者にはビックリマン風のシールを作成して後日送付しました。お遊び程度の出来ではありますが、おもしろそうなことは常に実験しながら効果を試していきます。

⑧団体戦は協賛品をかけて
各団体から協賛品を出していただき、団体戦がより魅力的になったことも良い変更点だったと思います。各ランクの優勝団体がそれぞれ好きなものを選んでもらって帰る。新しい試みでしたが、会場に商品が並んでいるだけでもワクワクしますし、お祭り感が出るので楽し気な雰囲気になりました。

⑨賞状の代わりとして
今回は紙の賞状は発行していませんが「デジタルの賞状」は作成しました。多くの生徒たちが数え切れないくらいの賞状を持っている訳ですから、保護者や自分のスマホに入れておけて、一時的に待ち受けにしたり遠方のおじいちゃんに送ったりできる方が魅力的かなと思って変更しました。生徒たちの反応は確認していませんが、評判が悪くなければ今後も継続していこうかと考えています。

⑩良いところは継続
オープニングムービー、チャンスが2回ある個人総合競技、1問も間違ってはいけない団体競技、直しの時間、10問毎の声出し、ドキドキする成績発表、そんな大会のようで大会にはない要素も含まれているのがエースカップ・ハロウィンカップです。
「初めての大会」に最適な場所として今後もブラッシュアップしていきます。

ハロウィンカップで伝えたかったこと

大会というのはそろばんを習っていても1度も経験しない生徒が大半です。もし勇気を出して参加しても、そのほとんどは悔しい想いをすることになります。実際にこのハロウィンカップでも入賞はたったの3割。負けて、負けて、それでも挑戦し続けて、少しずつ強くなるしかありません。

でもこれがとっても大切なんです。『感情が出てしまう場所にきて、いろんな経験をする』、これが「成長」ということに繋がっていくのではないのでしょうか。

「悔しい・悲しい・楽しい・うれしい」、それらをより強く感じることができるのが競技の魅力であり、憧れや新たな目標を抱き、自ら向上させんと動き出す原動力になるのが大会です。

だから何度も参加してほしいし、競技に慣れてきたらステップアップしてより大きな大会に挑戦していってほしい。そんな願いを伝えたかった。

 

でもね、当日は司会が遅れてしまって、なんか時間つなぎをしながらワタワタはじまってしまったので、なんかフワッと挨拶(というか大会の説明に終始したような…-_-;)が終わってしまったのです。次に喋る機会もないと思うので、一応書いておきました。

次は春にエースカップだ!

どうですか。ちょっと参加してみたくなりませんでしたか?

例年だと4月末にエースカップを開催するのですが、会場にしている仙台市体育館が令和9年3月まで大規模改修工事とのことで予定が立てられていないのが現状です。

そう、次があるかどうかも分からない。だからチャンスは逃さない方がいい。
でも、もしやる時はたくさん参加してね!

ということで反省もしつつ、次に向けてアイディアを膨らませたいと思います。