そろばん

ご褒美について考える

そろばんってけっこうしんどい習い事です。

教室にいる間中ずーっと計算させられるんですよ!それも常に自分の限界レベルఠ_ఠ

はい、あなたもやってねって言われたら『ムリッ!』って即答すること間違いなしです。

 

今回はそんな頑張っている子どもたちのご褒美について考えてみたいと思いまーす。

教室としてのご褒美

『できないことができるようになる!それが最上の喜びでありご褒美だ!それ以外はなし!以上っ』

なんてド直球の正論で終わらせてしまってもいいのです。究極はソコに集約する気がしますが、大半の生徒たちは目先の利益につられないとがんばれなかったりします。

特に子どもたちは理屈より感覚重視の傾向にありますよね。コンビニに寄ってチョコが食べたいと思ったら、もう食べたい気持ちが抑えられない生き物なのです(笑)

「今だったら100円、でも1週間後だったら200円あげるよ!」と言われても目の前にあるチョコ欲しさに我慢できる子は少ないでしょう。冷静に考えたら1週間でチョコ+100円が手に入るのですからどう考えてもお得なんですが、「今の俺の熱い気持ちは損得勘定で語れねぇんだぜ」というのも分からなくはないですよね。

では教室としてもご褒美(目先の利益)として何か準備する必要があると思います。そろばん教室は一種のサービス業ですからね。お客様に喜んでもらえることは積極的にやっていく必要があります。

ウチではポイント券というのを発行しています。発行していると言っても普通のコピー用紙に印刷して、使いやすいサイズにカットしているだけの簡易的なものです。合格点を取ったり宿題をやってきた時に渡していますが、『予想点数が近い人』『最高点を更新した人』『合計点勝負で勝ったチームに』などをその日の気分で勝手に決めてあげたりもしている『ゲームの景品』みたいな形でも使っています。

他にも検定合格時や大会参加時にもらえる『シルバーカード』と『ゴールドカード』というレアアイテムが存在します。シルバーカードは5枚集めるとゴールドカードと交換してもらえるのですが、なかなか集められないのでたくさん持っている人は『すごい奴』としてみんなに一目置かれる存在になります(笑)

貯めたポイントやカードは半年に一度の『ポイント交換会』で文具やおもちゃ、お菓子などと交換することができるのですが、がんばった子とそうでない子では時に10倍もの差が!!

半年間の努力量が単純にポイント数で比較できるため、分かりやすい反面残酷でもありますね(;’∀’)

家庭でのご褒美

保護者目線でいえば「一生懸命練習して上達してほしい」という願いがあるでしょう。上達する中での成長を期待しているからであって「ただ楽しく通ってくれればいい。なんなら負担が少ないようにずっと10級でいい」という成果を全く気にしない人は稀であると思います。

勝手な持論を述べれば『保護者の願い』と『子どもの願い』は等価交換であるべきと考えています。

『そろばんが上達してほしい』は何と等価になるでしょうか。それは人によって様々です。これは長い時間成長を見守ってきた保護者にしか判断できないことですね。

普通の願いは『ゲームがしたい』とか『youtubeがみたい』『お菓子が食べたい』『ディズニーランドに行きたい』などでしょうか。両親が共働きの場合は『一緒にいたい』『離れたくない』というような場面をよく見るので、いつもより長く隣にいてあげるだけで幸せだったりするかもしれません。小さい子や長男・長女(普段から甘えることを我慢させられている子)は特にその傾向が強いように思います。下の子って意外に甘え上手でしっかりしているんですよね。私も長男なので分かりますよ~。弟の方が自分よりよっぽどしっかりしているという残酷な現実に幾度嘆いたことか( ノД`)シクシク…

高学年にもなれば『認めてもらえること』や『関心をもってもらえること』だけで十分に満たされたと感じる子も多いですし、『そろばんをやること自体がご褒美』という生徒もいなくはないです。「そろばんやらせてあげるからその分勉強しないさいよ!」となれば最高ですね!

『検定試験で合格証がもらえる』『コンクールでトロフィーがもらえる』『大会でメダルがもらえる』というのもご褒美の1つです。いづれも参加料が必要ですが、努力した分だけ喜びに直結しやすいものではあるので応援するメリットは大きいと思います。

刺激をたくさん与えよう

そろばんを早く上達する人は刺激が多い環境に身を置いている人たちです。大会に出たり合同練習会や夏期講習等にも参加したり、保護者が練習時間の統計や通信競技等の結果、それに塾からのお知らせも気にして見てくれて家庭でもそろばんを話題にしてくれています。

例えば家族で旅行がてら競技大会に泊まりで参加したり、検定合格のご褒美にディズニーランドに行ったりするのも、子どもたちにとっては最上級のご褒美と言えると思います。

今回は紹介できませんでしたが、教室としても様々な工夫をして授業を行うことで子どもたちを応援しています。保護者と教室は車の両輪です。お父さん、お母さん、先生、教室(の環境)、4つのタイヤのどこが欠けても真っ直ぐに進むことができません。

1人でも多くの生徒が『できないことができるようになったことが最大のご褒美』と感じられるように少しでも手助けになることをやり続けたいものです。

最後に…

最初は軽い感じで書き始めているのに、文章が長くなるにつれて真面目でつまらなくなってしまっていることにハッと気が付くのです。でも止められない理由があるのですよ(;´д`)トホホ

昔はこのブログ自体が匿名で勝手気ままに書きたい放題やっていたものを、今は保護者がリンクを辿れば見れるように変えてしまったんです。つまりは周りの目を気にしはじめちゃったんですよね。

あくまで情報を手に入れられない時代だった過去の自分に向けて書いていて、それがどこか遠くで先生になったばかりで困っている人の助けになればいいかな、でもだぶん誰にもみられてないけど、とか言いつつ情熱のある人は見つけてくれるはず、けど今は情報源がいっぱいあるしなぁ、しかしまぁまぁがんばって書いてるから教室のお知らせ(ウチはLINEです)にリンク貼っとくか。みたいなドツボにハマってしまった感じ。

見られたいのか見られたくないのかどっちなんだよ!って自分自身でもツッコミいれますよ、はい(; ̄ー ̄A アセアセ・・・

ということで暗中模索感たっぷりでしばらく続きますので、数少ない読者の方、今後もよろしくお願いいたします。